薬局のハテナ
「先生に確認しますね」はミスなの?薬局で電話をかける「疑義照会(ぎぎしょうかい)」ってなに?
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薬をもらうだけなのに、どうしてさっきから先生に電話しているんですか?
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処方せんの内容に少し気になる点があったので、安全のために確認しています。
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先生が書いたものなのに間違いがあるんですか?急いでいるから早くしてほしいな。
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ミスとは限りませんが、飲み合わせや量は今の患者さまに最適か、最終チェックをしています。
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疑義照会は「お薬の最終セキュリティチェック」です
「疑義照会(ぎぎしょうかい)」とは、薬剤師が処方せんの内容を確認し、疑問点があれば医師に問い合わせる作業のことです。
たとえ名医であっても、お薬のうっかりミスや、以前出された別の病院の薬との相性までは気づかないことがあります。
そこで、薬の専門家である薬剤師が「この量は多すぎないか?」「一緒に飲んでダメな薬はないか?」と、最後の砦としてチェックしているのです。
言わば、患者さまの健康を守るための「安全確認の電話」だと考えてください。 -
疑義照会の意義
疑義照会がなかった場合、飲み合わせが悪くて健康被害が出る可能性もあります。また、体重換算、妊娠、高齢者など、患者さまの体質に合わない薬が処方されているケースや、次の診療日までお薬の数量が足りないといったケースの場合に、薬剤師が医師等に問い合わせを行います。
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なぜ時間がかかるの?
薬剤師がすぐに電話をかけても、診察中や手術中の先生はすぐに電話に出られないことがよくあります。
そのため「先生からの折り返し電話待ち」という時間が発生してしまい、どうしてもお待たせしてしまうのです。
決してサボっているわけではなく、先生と直接お話しして「これで安心だ」と確信が持てるまで、勝手にお薬をお渡しすることができないルールになっています。 -
お金はかかるの?
疑義照会によって、薬の量が変わったり種類が減ったりした場合、「重複投薬・相互作用等防止加算」という料金がかかることがあります。
これは「お薬の安全を守るための技術料」や「事務手数料」のようなものです。
点数は40点(400円分)で、3割負担の患者さまの場合、窓口でのお支払いは120円ほど追加になります。
少し高く感じるかもしれませんが、副作用のリスクを未然に防ぎ、安心してお薬を飲んでいただくための大切な経費とお考えいただければ幸いです。
※この情報は2026年1月時点の制度に基づいています。
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お薬手帳を毎回持ってきていただけると、他の病院との重複をすぐに見つけられて、電話の確認もスムーズに進みます。
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なるほど。安全に薬を飲むための大切な手続きなんですね。次からは手帳を忘れずに持ってきます。
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